引っ越しで冷蔵庫と洗濯機を処分したいんだけど、粗大ごみに出せばいいんだよね?
ちょっと待つぽん!冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの4品目は「家電リサイクル法」の対象だから、粗大ごみには出せないんだぽん。しかも処分にはお金がかかる。でも逆に、売ればお金がもらえるケースも多いんだぽん。損しない処分の全ルートを解説するぽん!
大型家電の処分は「知っているかどうか」で数千円〜数万円の差がつく分野です。この記事では、家電リサイクル法の仕組み、2026年時点のリサイクル料金、5つの処分ルートの費用と手間の比較、そして「処分費を払う前に売れるかどうか」を判断する基準まで、家電の手放し方を丸ごと解説します。
家電リサイクル法とは?対象4品目は粗大ごみに出せない
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、家電に含まれる鉄・銅・アルミ・ガラスなどの資源をリサイクルするために2001年に始まった制度です。対象は次の4品目で、これらは全国どの自治体でも粗大ごみとして収集してもらえません。
| 対象品目 | 含まれるもの | 注意点 |
|---|---|---|
| エアコン | 室内機・室外機・ウィンドウ型 | 取り外し工事費が別途かかる |
| テレビ | 液晶・有機EL・プラズマ・ブラウン管 | 画面サイズで料金が変わる |
| 冷蔵庫・冷凍庫 | 家庭用全般・ワインセラー含む | 容量(170L)で料金が変わる |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 縦型・ドラム式・乾燥機 | サイズ区分なしの一律料金帯 |
処分する人(排出者)は「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2つを負担するのがルールです。リサイクル料金はメーカーごとに決められており、収集運搬料金は引き取る店や業者ごとに異なります。この2階建て構造を知っておくと、後述する「持ち込みで収集運搬料を浮かせる」テクニックが理解しやすくなります。
「粗大ごみセンターに電話したら断られた」というのは全国あるあるぽん。4品目は最初から別ルートと覚えておくと迷わないぽん!
家電リサイクル料金一覧【2026年時点】
リサイクル料金はメーカーによって異なります。以下は主要メーカーの料金帯の目安です(税込)。2026年2月からはパナソニック・ダイキンなど一部メーカーのエアコンが990円から550円に値下げされるなど、改定も行われています。
| 品目・区分 | リサイクル料金の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| エアコン | 550〜990円 | 2026年に一部メーカーが値下げ |
| テレビ(15V型以下) | 1,870〜3,100円 | 小型区分 |
| テレビ(16V型以上) | 2,970〜3,700円 | 大型区分 |
| 冷蔵庫(170L以下) | 3,740〜5,599円 | 小型区分 |
| 冷蔵庫(171L以上) | 4,730〜6,149円 | 大型区分 |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530〜3,300円 | サイズ区分なし |
これに加えて、店や業者に引き取りに来てもらう場合は収集運搬料金が1,500〜3,000円程度上乗せされます。つまり大型冷蔵庫を業者引き取りで処分すると、総額7,000〜9,000円ほどかかる計算です。エアコンはさらに取り外し工事費(5,000円前後〜)が必要になるケースが多く、4品目の中では総額が読みにくい品目です。
冷蔵庫1台で9,000円!?けっこう痛い出費だね…
だからこそ「払って捨てる」の前に「売れないか」を確認するのが鉄則ぽん。製造5年以内なら、処分費どころかプラスになることも多いぽん!
処分方法5ルートを徹底比較
① 買い替えと同時に販売店へ引き取ってもらう
新しい家電を買う店には、古い同種製品の引き取り義務があります。配送・設置と同時に引き取ってもらえるため手間は最小。リサイクル料金+その店の収集運搬料がかかりますが、買い替えキャンペーンで引き取り費が実質無料になることもあります。買い替えが決まっているなら、まずこのルートの費用を見積もりましょう。
② 過去に購入した店に引き取りを依頼する
買い替えを伴わない場合でも、その家電を購入した店には引き取り義務があります。購入店が分かっているなら電話一本で手配可能。費用構成は①と同じです。
③ 指定引取場所へ自分で持ち込む
郵便局で家電リサイクル券を購入(リサイクル料金を振込)し、最寄りの指定引取場所へ自分で運ぶ方法です。収集運搬料金がゼロになる最安の正規ルートで、かかるのはリサイクル料金のみ。車があり、運べる重さなら有力な選択肢です。ただし冷蔵庫・洗濯機は2人がかりの重量物なので無理は禁物です。
④ 自治体案内の許可業者に依頼する
購入店が不明・遠方の場合は、自治体のホームページで案内されている家電リサイクル協力業者に収集を依頼できます。費用は③+収集運搬料のイメージ。自治体経由の案内なので、後述の無許可業者トラブルの心配がないのがメリットです。
⑤ 売る(買取・リユースショップ)
製造年式が新しく動作品であれば、処分ではなく売却が最も得です。買取が成立すればリサイクル料金も収集運搬料も不要になり、逆にお金を受け取れます。出張買取なら運び出しもお任せでき、大型家電との相性は抜群です。
| ルート | 費用の目安 | 手間 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ① 買い替え時に引き取り | リ料金+運搬料 | ◎ ほぼゼロ | 買い替え予定がある |
| ② 購入店に依頼 | リ料金+運搬料 | ○ 電話のみ | 購入店が分かる |
| ③ 指定引取場所へ持ち込み | リ料金のみ(最安) | △ 運搬が大変 | 車がある・費用重視 |
| ④ 自治体案内の業者 | リ料金+運搬料 | ○ 電話のみ | 購入店不明 |
| ⑤ 買取・リユース | 0円〜プラス | ◎ 出張なら運び出し込み | 製造5年以内・動作品 |
「捨てる」か「売る」かの判断基準
分かれ目はシンプルで、製造からの年数と動作状態です。買取店の多くは製造5〜7年以内を買取対象の目安にしており、冷蔵庫・洗濯機・エアコンは年式が新しいほど値が付きやすくなります。
売れる可能性が高い家電の条件
- 製造5年以内: 本体ラベルの製造年を確認。ここが最重要
- 正常に動作する: 冷える・洗える・映るなど基本機能がOK
- 目立つ破損・臭いがない: 使用感程度なら問題なし
- 人気メーカー品: パナソニック・日立・三菱・シャープ・ダイキンなどは強い
- 付属品が揃っている: リモコン・棚板・給水ホースなど
5年を超えていても、高級モデルやドラム式洗濯機などは値が付くことがあります。「どうせ古いから」と処分費を払う前に、無料査定で確認するのが損をしない手順です。査定額が0円なら、そのとき初めて①〜④の処分ルートを選べばよいのです。
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シーン別|最適な処分ルートはこれ
引っ越しで処分する場合
引っ越しは時間との勝負。年式の新しい物は引っ越し1〜2週間前に出張買取でまとめて査定・搬出し、残った物を自治体案内の業者に依頼するのが定番の段取りです。引っ越し業者のオプション引き取りは割高なことが多いため、相見積もりを忘れずに。荷物が減れば引っ越し料金自体も下がるので、早めに動くほど二重に得をします。
買い替えで処分する場合
新しい家電を買う店の「引き取りサービス」と「買取・下取りキャンペーン」の両方を確認しましょう。量販店は時期によって下取り増額キャンペーンを実施しており、通常の引き取り(費用を払う)が下取り(値引きされる)に化けることがあります。それでも年式が浅い場合は、買取専門の査定額と比べてから決めるのが確実です。
遺品整理・実家の片付けで処分する場合
点数が多く年式もバラバラなケースでは、1点ずつルートを調べるより出張買取で「売れる物と売れない物」を仕分けしてもらうのが効率的です。売れる物の代金を、売れない物の処分費に充当する考え方をすれば、持ち出しを最小限にできます。処分業者を使う場合は必ず自治体の許可業者かを確認してください。
一人暮らしをやめる・家具家電を一式手放す場合
単身向けの冷蔵庫・洗濯機・レンジは「新生活セット」として中古需要が高い定番品です。3〜4月の新生活シーズン前は特に相場が上がるため、退去が決まったら早めに査定へ。セットでまとめて売ると単品より査定が伸びやすいのもポイントです。
シーズンで相場が動くのは家電も同じぽん。単身家電は春前、暖房器具は秋、冷房は初夏が高く売れるぽん!
家電リサイクル券の書き方と持ち込みの流れ
指定引取場所への持ち込み(最安ルート)の具体的な手順も押さえておきましょう。①処分する家電のメーカー名と品目・サイズ区分を控える、②「家電リサイクル券センター」のサイトで自分のメーカーのリサイクル料金を確認する、③郵便局の窓口で家電リサイクル券に記入し、料金を振り込む(振込手数料が別途少額かかります)、④リサイクル券を家電本体に貼り、指定引取場所へ搬入する。指定引取場所は平日中心の営業が多いため、営業日と受付時間の事前確認が必須です。
4品目以外の家電はどう捨てる?
電子レンジ・掃除機・炊飯器・プリンターなどは家電リサイクル法の対象外で、多くの自治体では粗大ごみ(30cm以上)または不燃ごみとして数百円で処分できます。またパソコンは資源有効利用促進法の対象でメーカー回収、スマホやデジカメなどの小型家電は自治体の小型家電回収ボックスが利用できます。品目ごとにルートが違うため、迷ったら「自治体名+品目名+処分」で自治体公式サイトを確認するのが確実です。
要注意!「無料回収」トラックのトラブル
街中を巡回する「不用品無料回収」のアナウンスやチラシには注意が必要です。無許可業者による回収は、積み込み後に高額請求されるトラブルや、回収家電の不法投棄・不適正処理につながる事例が環境省からも繰り返し注意喚起されています。廃棄物の収集運搬には自治体の許可が必要で、「無料」を強調する巡回業者の多くはこの許可を持っていません。処分は必ずこの記事で紹介した正規ルート、もしくは自治体案内の業者を使いましょう。
たしかに「壊れていても何でも無料回収」って放送、聞いたことある…あれ危ないんだ!
「無料」で釣って積んだ後に「これは対象外だから5万円」みたいな手口が典型ぽん。正規ルートの費用は高くても1万円以内。それ以上請求されたら疑うべきぽん!
処分前のチェックリスト
手放す前にここを確認!
- 製造年式を確認した: 5年以内ならまず無料査定へ
- 冷蔵庫は前日までに中身を空にして電源オフ: 霜取りと水抜きが必要
- 洗濯機は水抜きをした: 給水ホース・排水ホースの水を抜く
- 個人情報を消した: スマート家電・テレビはアカウント連携を解除
- リサイクル券の控えを保管: 持ち込み・依頼どちらでも受け取る
- 相見積もりをした: 収集運搬料は業者間で数千円差が出ることも
よくある質問
Q. 家電リサイクル料金はどこで払うのですか?
A. 販売店・業者に引き取りを依頼する場合は引き取り時にまとめて支払います。自分で指定引取場所へ持ち込む場合は、事前に郵便局で家電リサイクル券を購入して振り込みます。
Q. 壊れた冷蔵庫でも売れますか?
A. 基本的に故障品の買取は難しいですが、製造年式が新しい場合や高級モデルはパーツ需要で値が付くことがあります。無料査定で確認し、値が付かなければ正規の処分ルートへ回すのが安全です。
Q. リサイクル料金は買ったときに払っていないのですか?
A. 日本の家電リサイクル制度は「排出時払い」方式のため、捨てるときに支払います。購入時に前払いする自動車リサイクルとは仕組みが異なります。
Q. 引っ越しで大量に処分したい場合はどうすればいいですか?
A. まず年式の新しいものを出張買取でまとめて査定し、値が付かなかったものだけ自治体案内の業者や指定引取場所行きにするのが総額を最小化する手順です。買取業者は複数点まとめると査定額が伸びやすい傾向があります。
Q. エアコンの取り外しは自分でできますか?
A. 冷媒ガスの回収(ポンプダウン)が必要なため、基本的には業者依頼をおすすめします。作業を誤るとガス噴出や故障の危険があり、買取に出す場合も取り外し済みかどうかで段取りが変わります。
まとめ|「売る→ダメなら最安ルートで捨てる」の二段構え
家電リサイクル法対象の4品目は、粗大ごみに出せない代わりに正規の処分ルートが整備されています。ただし総額は冷蔵庫で7,000円を超えることもあるため、順序が大切です。まず製造年式を確認して5年以内なら無料査定、値が付かなければ持ち込み(最安)か業者依頼。この二段構えを守るだけで、処分にまつわる損失はほぼ防げます。
うちの冷蔵庫、確認したら製造3年目だった!処分じゃなくて査定に出してみる!
それが正解ぽん!3年目の冷蔵庫なら処分費どころかお小遣いになる可能性大ぽん。家電の寿命と売り時は別の記事でも詳しく解説してるぽん〜!


